菅野さん報告会:まとめ
ワタママスマイルの菅野さんの報告会は、
改めて今の状況と必要なことがよくわかる内容の濃い時間でした。
どんな内容だったのか、ご報告です。
<今までの活動>
これに関しては➡こちらへ
その後、
10月11日に避難所閉所式を行い、
仮設住宅や在宅避難者への支援にシフトしたそうです。
初めは野菜を格安で販売したり、調味料セットを配ったりしていたのですが、
だんだん八百屋さんやスーパーが再開し始めたので、
彼等の仕事の妨げにならないよう物資支援はストップ。
その後は娯楽の提供や、そしてワタママさん達と食堂をオープンさせます。
<今現在行っている活動>
避難所で有償ボランティアとして働いていたお母さん達と一緒に
11/21ワタママ食堂をオープンお弁当を調理、主に仮設住宅のお年寄りの方や、
水産加工場で再び働き始めたお母さん達に350円でお届けしています。
メニューは揚げ物などは極力控えて、地元の方、
お年寄りの方にあった煮物や柔らかい物など
地元の味を知るワタママさん達が考案。
(私も夏にボランティアに行った際にビックリしたんですが、
石巻の方って本当に薄味好みなんです)
初めは1日30食くらいだった販売数も、
各メディアや芸能人の取材などでどんどん認知され、
遂に220食にまで伸びたそうです。(200食で黒字になるそうです)
これからの目標としては、もっともっと数をのばし
多くの人の雇用に繋げること、また志津川で農業を始めたお母さん達もいるので、
そこでもこのお弁当ビジネスを広げられたらとことでした。
仮設に移られてもやはり夜になると色んなことを考えてしまって暗くなってしまうけれど、
働く場所があることで皆さんどんどん表情が明るくなって、その方を通じ、
他の方もどんどん明るくなって行くと言う笑顔の連鎖があるので、
やはり生活の場所と生き甲斐の場所が必要だと感じるそうです。
<私達ができる支援>
・お金の支援
これまでSupporter’s Supportが集めたお金グッズの売上金や
その他の寄付金などは主にママさん達のお給料、食材費、ガソリン代に使われています。
お弁当ビジネスも少しずつ軌道に乗りつつありますが、
今使っている施設も元ラーメン屋さんで取り壊しを延期して間借りしている
一時的なものですし、まだまだ必要。
・野菜などの材料の支援
今ニュースでも報じられているように野菜が高騰しており、
野菜の支援は本当に助かるとのことでした。
ただ、多すぎるお野菜は使い切れないので、
沢山送りたい方は一度事前に相談してもらうといいかもしれません。
・お客さんとしての支援
菅野さんのお話で印象的だったのは、これからは与える支援から
受け手としての支援になって行ってほしいとのことでした。
例えば今年は多くの企業がストーブの支援を大量に行ったらしいのですが、
頑張って復興させた電気屋さんはどうなったかと思いますか?
というお話でハッとさせられました。
そして東北の人ももらってばっかりではなく、
与えることで生き生きできるんですと言う一言にも。
なので、もし石巻にボランティアに行かれる方などが近くにいらっしゃったら
どんどんワタママ食堂の広報して、お弁当を購入することで支援するのも素敵だなと思います。
写真で見せてもらいましたがおかずが沢山で、
しかもお野菜も沢山、バランスもよくって
会社の近くにあったら毎日買いに行っちゃうようなメニューでした。
(もちろん、お料理上手なママ達なので、おいしいですよ!!)
・情報を発信する
風化してしまわないように離れた場所でどんどん
情報発信をすることが大切なので是非お願いします。
菅野さん現在お一人で支援活動をされているので、
なかなか色々アイディアがあるのに動けないのが悩みとのことなので、
またこちら側でできそうなことがあればどんどん情報発信して行きたいと思いますので、
ご協力できるかたいれば、できる範囲でお手伝いいただけると助かります☆